2025.07.22
マダニに注意を!
こんにちは、愛玩動物看護師の河野です(꒪ˊ꒳ˋ꒪)ꕤ*.゚
今日はここ最近ニュースでも取り上げられているマダニのお話をさせていただきます。
そもそもSFTSってどんな病気?
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニが媒介するウイルス性感染症です。
犬や猫だけでなく、人にも感染する可能性がある「人獣共通感染症」のひとつです。
2013年に日本で初めて患者が報告され、今年の5月には、感染したネコの治療にあたった獣医師が、呼吸困難などの症状で病院に搬送され、その数日後に死亡したというニュースがありました。
感染すると命に関わることもあるため、飼い主さんやペットの命を守るためにも、正しい知識と予防が大切です。
原因と感染経路
・SFTSウイルスはマダニに刺されることで感染します。
・感染した犬や猫の体液(唾液・血液・便など)から人へ感染する例も報告されています。
・特に野良猫や保護動物に咬まれたことで感染した人の死亡例があり、注意が必要です。
犬や猫に見られる症状
・元気消失、食欲不振
・発熱
・嘔吐、下痢
・ふらつき、神経症状
・黄疸や出血傾向
・無症状のこともあるため注意が必要です
人が感染すると?
・潜伏期間:約6日(2~14日)
・発熱、頭痛、下痢、嘔吐、意識障害、血小板減少など
・致死率は10~30%前後とされており、特に高齢者では重症化しやすいとされています
現時点でワクチンや治療薬はありません。予防がいちばん大切!🐾
・毎月のマダニ予防薬を継続しましょう。もちろんノミ予防・フィラリア薬も忘れずに!
・草むら・山・河原など、マダニが多い場所への立ち入りに注意
・散歩後は体のチェック(特に耳・顔まわり・足の付け根)
・特にねこちゃんは外には出さないようにすることもとても重要です。
・脱走してしまったという場合も注意が必要です(>_<)
うちの子はお外に出ないから大丈夫。
今まで飲んでたけど、ノミダニが付いたことがないから飲ませなくて大丈夫。
そう思うかもしれませんが、いつどこで感染するかわかりません。
自分自身や、愛猫・愛犬が感染源となる可能性も十分あります。
予防をしているからノミダニ・フィラリアの感染を防げている!
大切な愛犬愛猫を守っているということなので
毎月の予防は欠かさずに行くださいね(*^^*)
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